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2012年、最後の記事です。

今年最後を飾るのにふさわしい、私のお気に入りのシリーズです。

今回はこちら。





黒猫の薔薇あるいは時間飛行黒猫の薔薇あるいは時間飛行
(2012/12/07)
森晶麿

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内容紹介

黒猫の渡仏から半年。
付き人はポオをテーマに博士論文に挑むが、つい黒猫のことを考えてしまう。
そんなとき、作家・綿谷埜枝の小説に 「アッシャー家の崩壊」の構造を見出す。
その小説を研究するには、一晩で消えた薔薇の謎を解く必要があるらしい。

一方、パリで研究を始めた黒猫は、
恩師の孫娘マチルドから、ある音楽家の音色が変わった原因を調べてほしいと頼まれる。
日本とパリでそれぞれ謎を解くふたり。
でも隣を歩くのはいつもの相手ではなくて……。

待望の黒猫シリーズ第3弾。





前巻の終わりで、黒猫が渡仏してしまいましたので、ふたりばらばらで謎解きです。

二人の掛け合いが少ないのが悲しいですが、その数少ない二人の関わりがたまらなく愛おしいのです。

そして、ふたつの謎はやがて交わっていく。

相変わらずの美しい一冊でした。


さて、年賀状やらおせちやら、新年の準備をしていると、新しい一年が始まる実感は湧いてくる。

しかし、一年が終わるという実感は湧かないものなのだなあ。

というのを一昨日発見したので、何人かに言いふらしてみたものの共感はまったく得られなかった。

新しい一年に思いを馳せ浮かれるのも良いが、少しくらいは今年一年に感謝すべきなのかもしれない。

と、謙虚になってみますから、神様どうぞ、初詣のおみくじでは大吉を引かせてください。



2012.12.15 読了




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また更新が滞りそうです。

さて、今回は少し長めの記事になります。

しかしそれは、決して重要な内容ゆえではありません。

ではさっそく、こちら。





黒猫の接吻あるいは最終講義黒猫の接吻あるいは最終講義
(2012/05/24)
森晶麿

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内容(「BOOK」データベースより)

黒猫と付き人がバレエ『ジゼル』を鑑賞中、ダンサーが倒れるハプニングが発生した。
五年前にも同じ舞台、同じ演目で、バレリーナが死亡する悲劇が起きていた。
ガラスアーティストの塔馬から聞いた黒猫の過去と、二つの事件の関連を気にする付き人。
しかし何やら隠し事をしているらしい黒猫は、関わらないよう忠告するだけだった。
仕方なく付き人は一人で事件に挑むが…
ジゼル、ガラスアート、ポオを絡め、二度の事件を結ぶ図式が見えたとき、黒猫の最終講義が始まる―。







こちらもかなりお気に入りの作品。

私は基本、古本屋さんで本を買うのですが、

そうすると、必然的に発売日よりも大分遅れて読むしかないんです。

遅いものでは半年かそれ以上。

なので、この本の一巻も半年くらい待ってやっと買えたんです。

それはもう、宝物のようになっても致し方ありません。

そして、その宝物の続編と書店で出逢ったのが約半年前。

それからずっと、古本屋さんに毎週のように通い続けました。

しかし、探している本ほど見つからないもの。

嗚呼、神はなんと無慈悲なのだろう。

と思っていたのですが、日ごろの行いがよかったのでしょうか。

サイン本を手に入れることが出来たのです。

2、3日は、読むのがもったいなくて、眺めていたのですが、

我慢の限界を超えたので一気に読みました。


長々と書きましたが、これは前置きです。

ここからが本題ですよ。


前作は短編集だったのですが、今度は長編です。

短編よりも長編の方が事件が大きかったです。

では、

この作品の面白いと思うポイントをば。

主人公の二人、黒猫と付き人の名前が、ここまでかというほどひた隠しにされている所です。

特にミステリアスなキャラクターではないにもかかわらず、名前が全くでてこないのです。

本当に黒猫と付き人が存在しているのか疑いたくなるほど。


美学を絡めた謎解きなので、若干小難しい文章がならぶ所があるのですが、

それさえも嫌味なく、むしろ黒猫の講義を聴いているかのように楽しく読めてしまうこの素晴らしさ。

美学とポオの絡みも相変わらず素晴らしいです。

そして、なんといっても黒猫と付き人の恋ですよ。

真面目な謎解きの合間にみせる恋模様が絶妙です。



と、これ以上語っていると日が暮れそうなのでこの辺で。

あ、もう暮れているか。







黒猫の遊歩あるいは美学講義黒猫の遊歩あるいは美学講義
(2011/10/21)
森 晶麿

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2012.9.16 読了



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